青汁の飲み過ぎは尿管結石を招く?
「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し」。
このような言葉もあるように、必要以上に取り過ぎてしまえば、かえって逆効果になってしまう場合も少なくありません。
それは、青汁にも同じことが言えます。
青汁は、健康や美容に良い食品ではありますが、必要以上に摂り続けていると危険なこともあります。
青汁を飲み過ぎてしまうと、尿路結石を引き起こしてしまう危険が出てきます。
腎臓から尿道までを「尿路」と呼んでいます。
この尿の通り道である尿路のどこかに石の塊ができてしまうことを尿路結石と言います。
結石の大きさも様々あって、小さなものであれば砂粒程度の大きさ。
大きなものになると、なんと1cm以上にまでなります。
これができると、お腹や背中に強烈な痛みを感じたり血尿が出ることもあります。
男性と女性とを比較すると、男性の方に多く見られる症状なのですが、閉経を迎えた女性にも増える傾向があると言われています。
原因は色々あります。
水分不足であったり、尿路の感染によるものだったりと。
また、尿路に何らかの異常が起こり発症することもあります。
そして、食べ物によっても引き起こされてしまうのです。
「シュウ酸」を多く含んでいる食品は、尿路結石を引き起こしやすいと言われています。
シュウ酸は、ホウレンソウやブロッコリー、長ネギやパセリなどにも多く含まれています。
青汁の中には、シュウ酸を多く含んでいる食材をたくさん使っているようなものもあります。
ですから、たくさん飲んではいけないのです。
また、尿路結石が気になる方は、シュウ酸を多く含んでいる食材を使っていないような青汁を選ぶと良いかと思います。
そういった青汁ももちろん販売されています。
青汁は体に良いものであることは間違いありません。
しかし青汁の適量というものがあります。
飲み過ぎてしまうとこういった危険も出てきてしまうのです。
どのような青汁であっても、飲み過ぎは厳禁です。
「過ぎたるは猶(なお)及ばざるが如し」なのです。